九州北西部の沿岸部に位置する平戸市田平町
ここの「平戸ファクトリー」で、「Newジビエ 平戸いのしし」は誕生する。
まずは、個体処理へのこだわり。
温暖な気候に恵まれた自然豊かな平戸・佐世保地域のいのししは、
7割が箱罠、残り3割はくくり罠で捕獲される。
罠にかかったことが確認されると、平戸ファクトリーへ連絡が入る。
キンキンに冷えた(マイナス25度)冷凍車で捕獲場所へ向かい、そこで生体の状態を確認。
止め刺しを猟師が行った後、平戸ファクトリーの匠により放血が開始される。
完全に血抜きをしたのち、平戸ファクトリーへ運ばれ解体が始まる。
止め刺しから内蔵摘出までを1時間以内に行うことと、
一連の処理を行う平戸ファクトリーの匠の熟練された技術によって、
臭みの原因は作らず、肉本来が持つ旨味を最大限に引き出すことができる。
次に、猟師、平戸ファクトリー、行政の三位一体のチームワーク
猟師と平戸ファクトリーの架け橋として行政がサポートする。
地域全体で、「平戸いのしし」を盛り上げている。
遠くは、東京有楽町のアンテナショップのレストラン
そして、平戸・佐世保地区の飲食店
このチームワークだからこその「Newジビエ」
市山周工場長は、
「平戸ファクトリーは、捕獲の段階で食肉としての取り扱いをしている。
海の漁師さんと同じで、すばらしい自然がくれた山の恵みだと考える。
だから、大事に扱う。当たり前のことなんです」
と語る。
自然の恵みへの感謝と合わせて、料理する人、食する人への想いをこめる平戸ファクトリー。
この想いこそが、「Newジビエ 平戸いのしし」の本当の「うま味」の秘密である。